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道草を食べると脳が安心

私達が毎日食べている食物に、脳が知らない食物がたくさんあるのをご存知ですか。
この地球で自然に出来た野菜や果物は、当然私達の遺伝子も知っていて、お爺ちゃんもお婆ちゃんも、父ちゃんも母ちゃんも食べた物は安心して私達も食べることができるんですね。

しかし最近は遺伝子も脳も知らない食べ物が多過ぎると思いませんか?
例えば種なしブドウ、見たことのない新種の野菜、外国産の果物など。
遺伝子組み換えや一代交配種など、スーパーに売られている物の中にも、私達の遺伝子が知らない物たくさんあります。
見た目はブドウ、でも脳は知らない。

前にも言いましたけど、口とは何を食べたか脳に教えることが重要な役割なんですよね。
何故ならば、口の中では味覚という形で分析を行って成分を脳に教えたり、もっと重要なことでは、食物の持っている情報を読み取って脳に伝えることなんです。

種なしブドウはどのように理解されているかと言いますと、物質的にはブドウでも持っている遺伝子情報が「種がない(奇形)」であるんですね。その為、脳はブドウのようでブドウでない、理解不能になり、かえって大変な不安を感じてしまうのです。
今、そのような食物が多すぎて、脳は大変な不安の中で迷路に入ってしまっているんです。
そうした結果、これから一番増えるのが鬱病や自閉症、『よくキレる』とか、『ボケ』など、脳が不安を感じて起こる病気なんです。

脳が不安を感じると血管が細くなり、血行を悪くするのです。
血行が悪くなると脳に酸素が行かなくなり、脳細胞が死滅したり萎縮したりしてしまい、その為色々な病気を引き起こします。
鬱病が増えているのは、そんな事が大きな原因の一つかも知れませんよね。

今の私達の脳は、例えば東京の人が青森や鹿児島に行ってお財布を落としちゃった感じ。
道を聞いても、たまたまお年寄りばかりで言葉が分からない。
もの凄く不安でいっぱいになってしまいます。
でもそんな時、もし偶然仲の良かった昔の友達に会ったとしましょう。
もの凄く脳は安心します。
では、現実にどうしたらそのように脳が安心できるのか分かりますか?

それは『道草を食べる』ことなんです。
簡単すぎると思いませんか。

子供の頃、母親に「道草食わないで早く帰ってきなさい」なんて言われたこと、皆さんもありますよね。
では皆さん、食べられる道草ってどんなものがあるか知っていますか。

例えばスイバや柴芽、桑の実やグミ、アカザやイタドリ、タンポポやスベリヒユなど、食べられる道草がたくさんあります。
これらの野草は人間が未だ手を加えていない原種なんですね。
この原種、道草を食べると脳はとても安心するんです。
遺伝子も脳も知っている、父ちゃんや母ちゃんも、爺ちゃんや婆ちゃんも食べたことのある道草。

ひょっとするとこの道草が、あの『鬱病』や、『すぐキレる』なんていう症状を改善してくれるかもしれませんね。
ぜひ野草、食べられる草を時々食べてください。
できれば生で食べられる物は生で食べましょうね。

でもちょっと注意して下さい。
たくさん食べればいいんじゃなくて、少しでいいんです。
そして時々食べるのがいいんですね。
道を歩く時も「この草食べれるかな?」なんて考えて歩くとわりと楽しいかも知れませんよ。

この前、練馬の宮下さんの家に行った時、目白通りを通って行ったら中央分離帯の所でアカザを見つけました。
また、一の橋の交差点ではノビルを見つけましたし、環八通りでは露草をみつけました。
まだまだ東京でも食べられる道草はたくさんありますよ。
山手線に乗っていて原宿の駅で電車が止まった時、線路脇の土手にイタドリがたくさん生い茂っていました。
若芽はサッと湯がいてサラダや煮付けにすると、ちょっと酸っぱくてとても美味しいですよね。
アカザもおひたしで食べるとちょっとぬめりがあって、とても美味しいんです。
この前タンポポの葉のサラダを食べたけど、意外に美味しかったです。
若い根っこはキンピラや、干してお茶でも楽しめるんですよ。

皆さんも是非食べられる野草、探してみてください。
きっと脳がとても安心してくれるはずです。
東京に『原種を食べる会』があるそうです。
ぜひ皆さんも各地域で『原種を食べる会』を作ってみては如何でしょうか。

 

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