自然との融合

『ゼロバランス』、それは私たちがこれから多く耳にする言葉になるかもしれません。
なぜならば、もっともファジーで使い勝手のよい言葉だからです。
単純にアンバランスの反対語ではなく、やすらぎも平常心も物事の安定もすべてゼロバランスで言い表すことができるし、平凡も平和も健康もすべて、ゼロバランスの法則の中でしか存在しません。

雨の日があるから晴れの日もある。
喜びの日もあるし、逆の日もあります。
苦労があるから、疲れがあるから、苦しみがあるから、悲しみがあるから、その逆もあるのです。
物理や化学の中でも同じような現象が現れます。
ゼロバランスとは 本当に使い勝手のいい言葉なんです。

私たち人間が自然の中で友好的に過ごすということは、昼と夜、月と太陽、大地と水、すべてを受け入れて、自然に暮らすことは「当たり前」という言葉に置き換えられます。
つまり、すべてが「当たり前」と言えるような世界で生きられたらいいのですが、それを化学の世界から見ると「なんて不思議なんだろう」と考えた学者たちがそれを追求することにより、当たり前でない物質を作り始めました。
このことによりバランスが崩れ、それを安定させようとしてまた違う物を作る。
そうやって私たちは人間は色々なものを作りすぎてしまいました。
そしてその繰り返しがやがて大きな歪となって、地球全体に小さな低周波振動を起こしてしまったのです。
それを修復しようと地球は頑張っているのですが、次から次へと繰り返されるその振動により、もう限界を感じているのです。

しかし自然との融合が図れれば、その振動もいつかは止むときがくるでしょう。
この地球に蓄えられてしまったエネルギーをゼロバランスへと導くことが大切なのです。
人間がその化学とエネルギーを手放すことができれば簡単なのですが。
そしてすべてをゼロバランスへと導くことができたなら、そこには安定と融合の世界が待っていることでしょう。
自然界はすべてゼロバランス化し、安定しているのです。

 

<<BACK  NEXT>>