すべての物質は情報をもっている

現代社会がコンピュータ化され、情報という言葉が馴染みの深い言葉になってきました。
情報栄養学の中でも述べたように、すべての食べ物は物質的な栄養とそのものが抱え込んでいる情報との2つに分けられ、私たちの体はその両方をうまく利用して生命維持活動に役立てているという話をしました。
そして奇形果実や野菜では、壊された情報や敢えて違えた情報をインストールさせて育てたものが、私たちにどのような影響を与えるのかを考えてきました。

ここではその狂った情報をどのように処理したらよいのかを考え、真っ先にフォーマット(初期化)するための方法を探ってみたいと思います。
何故なら情報を元に戻せたならば、それが私たち人間にとって一番友好的な出来事なのです。
人間社会も体内環境もすべて情報により操作され、機能しているわけですから、その情報が間違っていたならば必ずおかしな方向へと向かいます。

まずは方向性を管理する情報の初期化から始め、物質の持つすべての情報が地球、そして生命の誕生の頃への記憶へと導びくことができたら、人類にとって大きな成果をあげることができるでしょう。
例えば今盛んに言われている社会現象に、肉体的な病ではなく心の病が数多く存在しています。
私たちが食べている食材の情報に、遺伝子の知らない予期せぬ情報が書き込まれていると考えると、その情報が体内の水に転写され、脳が誤作動を起こすようなことがあったら大変なことになります。

私はすべての元素にはその元素を構成するための秩序と法則、いわゆる管理された情報があり、その物質を構成していると考えています。その組み合わせの中で、管理情報が破壊され、書き換えられてしまってはいないでしょうか。
すべての物質が情報をもっていて、それが管理された情報であるならば、現代社会は大きな間違いをしたことになります。

 

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