過去の時間と情報を圧縮すると遺伝子になる

この地球に住むすべての生命体には遺伝子があります。
そして、私たち人間の概念の中に、過去・現在・未来という考え方があります。
なんだかまったく違う話のように思えますが、この2つの関係こそがもっとも重要でかつ大切なことなのです。

地球も宇宙も長い時間の中で今を迎えています。
その長い時間を記憶し、今に辿りつけてくれるのが遺伝子の大きな一つの役割なのです。
この地球に起こったこと、そのことに何らかの形で遭遇してしまった生命体は、それを後世に残すためにそれを記憶します。
そしてその積み重ねで今があり、幾重にも重なり合った時間と情報を圧縮し、遺伝子の中に閉じ込めているのです。

今私の中にある遺伝子は、この地球、いやもっと古くこの宇宙に起こった都合の良し悪しに関わらず、それらすべてを記憶しているのです。
そしてもっともすごいことは、度重なる危機的な出来事にも対処し生き続けてきたことなのです。
逆から見たら、どんなにこの地球で不合理なことが起きたとしても、その対処方法を必ず知っているということなのです。

人類は幾度となく愚かな過ちを犯し滅んできました。
でもそれがすべてではなく、生き続けてきたのも事実です。

大いなる天変地異、そして愚かな人間の過ちも、その回避方法は私たち生命体の遺伝子に情報として書き込まれているのです。
しかしあまりにも小さく圧縮されていて、莫大過ぎる情報を引き出すことができないでいるだけなのです。
ですが、この宇宙そして地球のすべてを記憶しているメモリーディスク(遺伝子)がある限り、解決方法は見つかるはずなのです。

その遺伝子の圧縮された記憶を今に蘇らせることができる人が現れ、今後起こる最大なる地球の危機を必ず回避する方向へと人類を導くでしょう。
もしこの人類が愚かでなければ…の話です。

 

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