植物の脳はここにある

人間や動物たちには脳があるのに、植物にはそういったものがないと多くの人たちは思うでしょう。
それなのに、植物たちは私たち人間よりもはるかに優れていて、季節を読んだり月を読んだり、日照や時間、温度や気圧さえも読んで、理想的な形でこの地球上で暮らしています。

春に咲いた花が、また翌年の春に再び花をつけます。
植物はこの365日をどのように受け止め、経験して春を認識できるのでしょうか。
どこのそれを感知するセンサーがついているのでしょうか。

明るさ・暗さ・時間・日付・季節・寒さ・暑さ・満月・新月・地球の回転・圧力・気圧・標高の高さと低さ・晴れの日・雨の日…。
これらすべての情報を管理しないと、翌年にまた芽を出すことができません。
小さな種のどこにそんな力があるのでしょうか。

植物はそれらの条件が満たされると、すぐに子孫繁栄しようと貪欲に芽を出します。
この優れた能力をどう理解したらいいのでしょうか。
普通、植物はたいへん多くの水分を持っています。
そして葉では、水と二酸化炭素によって光合成という化学合成をいとも容易く行い、炭水化物を作っています。
一方根では、微生物を養い、必要な酵素などを作らせていたりもします。
やがて花を咲かせ、実をつけ、誰の手も借りずに生き続けています。
こうして、 この地球を取り巻く記憶された情報をうまく吸収し、管理システムの誘導を受けながら、うまく生活しているんです。
そしてその情報を受け取っているのが、植物の根と茎と葉に存在する“水”であり、そこで天と地の情報を認識し、芽や葉の先端までの水の電線を使って情報を伝えています。

種の場合は、遺伝子の周りにある水がその役割を行いますが、このすべてを通して忘れてはいけないのが“ミトコンドリア”のごとです。
ここに大きく関与することにより、植物の脳を作り上げているのです。
したたかに生きるためには、記憶された地球や宇宙から送られてくる情報をうまく利用することです。
情報の発信源はこの大宇宙なのかもしれません。

 

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