自然界は記憶された情報により形づけられた

記憶された情報。
ちょっと分かりにくい言葉ですが、自然界をよく見るとそのことが少し分かってきます。
たとえば鉱物。中でも水晶をよく見てみると、六角形で尖った形をしていて、しかも透明。とても綺麗なんです。
成分的には酸化ケイ素(SiO2)に過ぎませんが、なぜこのような綺麗な形になっているのでしょうか。
どこかで何かが酸化ケイ素に命令して、コントロールしなければ形成されることがないんです。

私はすべての元素には記憶された情報があり、その情報が物質とエネルギーを管理しているのではないかと考えました。
水晶以外でも綺麗な結晶を持つ鉱物はたくさんあります。
同じ物質同士が引き合い、結合するには相当量のエネルギーを必要とするはずなのに、安定した形に置き換えられてしまいます。
このエネルギーをコントロールしてしまうことが、記憶された情報の持つ凄さを物語っています。

もちろん生命体ともなれば、微生物にせよ植物にせよ、ものすごい量の情報を持っています。
その情報もコントロールさせられているのです。
DNAとRNAは設計図と情報、そのほかに元素が持つ情報と、水に書き込まれた情報があり、それらすべてに記憶された情報が表裏一体の関係に同居しているのです。
そして、この記憶された情報がなぜ必要なのかというと、やはり後からの情報とのすり合わせに使われ、宇宙の法則に従わせて安定させる為なのではないでしょうか。

もともとあった記憶された情報と、毎日書き込まれている新たな情報、そして必要な情報と不必要な情報。
そして理解されない情報と狂わせてしまう情報、あらゆる角度、方向から新しい情報が入ってきます。
膨大な情報のすべてに惑わされながら生命体は行き続けています。
それらの情報をどのように管理するかの上で、一番必要になるのが“記憶された情報”なんです。
こことの照合により、残すものと排除するものとに分かれていくんです。

ただここで一つ言えることは、現代に起こりうる現象のを見てみると、もう既にその限界を超えている、ということです。

 

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